1.植物検疫くん蒸事業とは
この事業は、国際植物防疫条約にて各締約政府が植物及び植物生産物の病害虫が、国境を越えての侵入及び蔓延の防止をする為に行うものです。日本では植物防疫法にのっとり実施する検疫措置で、検疫結果により害虫が発見されると各種くん蒸方法により、害虫駆除することになります。
防除部ではこれを業務としており、清水港唯一の作業会社になります。使用する薬剤は臭化メチル、シアン化水素(青酸)、リン化アルミニウムなどの特別な薬剤ですが、防除部員は全員が必要な資格を取得しており、日々安全に業務を行っております。
2.サイロくん蒸
貨物を船艙よりサイロ内に搬入して、サイロに薬剤を投薬、循環させて殺虫する方法です。対象貨物は大麦、小麦、メイズ、玄そば等となります。
3.倉庫くん蒸
貨物を倉庫内に集積させ、倉庫全体を密閉した状態で薬剤を投薬、殺虫する方法です。
対象貨物は、青果物の野菜類、果実類、植栽用植物等や、穀類、木材となります。
清水港では「コンテナ専用くん蒸庫」があり、コンテナをシャーシーに積んだ状態でくん蒸出来る施設になります。
4.木材天幕くん蒸
原木を山積みして、ビニールシート天幕で被覆した状態で薬剤を投薬、殺虫する方法です。
弊社では、色々な寸法のビニールシートがありますので、原木のサイズや数量に合わせた作業が出来ます。又、輸出時の作業も行っておりますので、証明書の発行等にも対応しております。